屋根修理

屋根の張り替えってどんな工事?安くする4つのコツ&金額を左右するポイント

屋根の張り替え工事とはどんな工事で費用はどの程度かかるのでしょうか?こちらの記事では屋根材ごとの費用相場や張り替え手順、工事日数などをご紹介していきます。

高額になりがちな修理費用を抑えるコツも解説しますので、屋根の張り替えリフォームを検討中の方はもちろん、張り替え修理について知りたい方は必見です。

屋根の張り替えはどんな工事?

屋根の張り替え工事とは、瓦やトタンといった屋根材を新しくする修理方法のこと。「葺き替え」工事ともいい、屋根材だけでなく下地も一新できる大掛かりな屋根工事になります。

張り替えた方がいい屋根の劣化状況

まずは張り替えた方が良い屋根の劣化について見ていきます。屋根材の種類にかかわらず下のような劣化が見られたら、屋根を張り替えることをおすすめします。

  • ひどい経年劣化が見られる
  • 下地の傷みがひどい
  • 破損が全体に及んでいる
  • 雨漏り箇所が複数ある
  • 天井にいつも雨染みやカビが残っている
  • 雨降り後も湿気が残っている

他にも風の強い日に屋根から変な音がしている時も、屋根に重大な劣化が起きている可能性があります。なるべく早めに調査を依頼しましょう。

基本的に下地と屋根材の両方に劣化が見られた際に張り替えをおすすめしますが、屋根材がスレートや金属の場合はたとえ下地だけが劣化していても張り替えを選択した方が良いでしょう。

というのも、下地だけを新しくして再び同じ屋根材を乗せる「葺き直し」工事では、薄いスレートや曲がりやすい金属板の再利用が出来ないため。剥がす際にどうしても割れたり変形してしまうので、屋根材も新しいものへ張り替えた方が良いと考えます。

こちらは屋根材の種類ごとの耐用年数です。屋根を張り替える時期の参考にして下さい。

屋根材の種類耐用年数
陶器瓦50~60年
素焼瓦40~50年
いぶし瓦30~50年
セメント瓦20~40年
化粧スレート20~30年
ガルバリウム鋼板30~40年
ジンカリウム鋼板30~50年
アスファルトシングル10~30年
トタン10~20年

耐用年数が過ぎた屋根材はどうしても劣化が激しく破損しやすくなっています。台風などで吹き飛んだり、下地にまで雨水が染み込んで雨漏りする前に張り替えをおすすめします。

張り替え工事の手順と日数

張り替え工事の手順は主に以下の通りです。野地板の劣化がそれほどでもない場合は、既存の野地板の上に下地を重ねて張ることがあります。

ただ野地板の耐用年数は屋根材よりも短いことがほとんどなので、屋根材を張り替えるタイミングで一緒に新しいものへ交換する方が良いでしょう。

  1. 足場・飛散防止ネットを敷設する
  2. 既存の屋根材を撤去
  3. 防水シート・野地板などの下地を撤去
  4. 新しい野地板を張り、防水シートを施工
  5. 断熱材・遮音材を張りつける
  6. 新しい屋根材を葺く
  7. 軒・軒先・ケラバの納まりの板金加工
  8. 足場解体・清掃

屋根の張り替え工事にかかる日数は一週間~二週間程度。ただし日本瓦の張り替えの場合は、工期が長くなる傾向にあります。

屋根材で変わる張り替え費用

張り替えの費用は屋根材の種類によって異なります。元々の屋根材の価格が違うことが一つの要因ですが、屋根材ならではの理由による場合もあります。

屋根材の種類費用相場
日本瓦/陶器瓦120万~220万円
セメント瓦80万~140万円
化粧スレート150万~180万円
ガルバリウム鋼板160万~200万円
ジンカリウム鋼板90万~200万円
アスファルトシングル80万~150万円
トタン80万~120万円

特に2004年以前に建築されたスレート屋根では、スレートにアスベストが含まれていることがあるため、処分費が別途50万~180万円ほどかかります。

アスベストは吸い込むと人体に悪影響を与えるということで、処理できるのが免許のある専門の業者のみで、処理方法も通常のスレート材と異なります。

屋根の張り替えにかかる単価を知りたいという方は、こちらの記事に詳しく載っていますので参考にして下さい。

屋根修理の費用を抑えるには単価を知るべし!屋根材別の施工費単価を大公開 屋根修理には高いものだと100万円以上の費用がかかることがあります。業者からの見積もりを出してもらった際に、提示された金額が果たして妥...

張り替えのメリット・デメリット

屋根を張り替えた場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?メリットから順に見ていきましょう。

張り替えのメリット
  • 屋根の下地(防水シート・野地板)を確認できる
  • 屋根の寿命が長くなる
  • 耐震性が向上する
  • 耐熱性がアップする

張り替えのメリットは何といっても屋根の寿命を圧倒的に延ばせるということ。屋根材だけでなく防水シートや野地板も新しく交換することで、雨漏りがストップできます。

また軽量で断熱性の高いガルバリウム鋼板へ張り替えると、耐震性や断熱性がアップするメリットもあります。

次に張り替えのデメリットについて見ていきましょう。

張り替えのデメリット
  • 費用が高額
  • 工期が長引く
  • アスベストを含むスレート屋根では別途処分費が必要

デメリットの多くは費用や工期の面。とはいえ屋根の寿命を延ばすにはベストなリフォーム方法ですので、これから20年以上住む予定があり、屋根の劣化がひどい場合は張り替えを検討した方が良いでしょう。

屋根の張り替え費用を左右するポイント

屋根の張り替え費用は使用する屋根材によって異なることが分かりましたが、その他の要因で金額が左右することがあります。

屋根の面積や勾配

面積が広い屋根や勾配が急な屋根での張り替え費用は高くなります。

屋根の面積が広いと単純に必要な屋根材の量が増えるということはもちろんですが、屋根が2階部分にしかない総2階の住宅よりも、1階部分にも屋根がある下屋(げや)付きの住宅の方が費用が掛かります。

というのも1階部分の屋根には雨どいや雨仕舞が必要になるため。板金工事が追加で発生するという理由から費用が高額になりがちです。

また屋根の形状も左右に勾配があるだけの切妻屋根に比べて、複雑な形の寄棟屋根や入母屋屋根では修理に手間がかかるため、費用や工期が変わります。

さらに勾配が急な屋根では、安全に丁寧な作業が難しくなるため屋根の上にも足場を設けることがあります。屋根の面積に応じて足場設置費用がプラスされ、全体の工事費用が変わります。

建物の立地や地域

家が建っている立地や地域の特徴によって、工事費用が高くなることがあります。家までの道路幅が狭い場合、工事場所まで業者のトラックが入れず、資材の搬入に手間取り工期が伸びます。また坂道の途中にある家や近くに業者の車を停める駐車場が無いケースでも工期が長くなります。

さらに住宅密集地で隣家との隙間があまりないお宅では、足場を設置したり屋根を解体する際に慎重にならざるを得ません。自動的に工事のスピードが落ちますので、工期が延びて人件費や経費が余分にかかります。

屋根の張り替え費用を安くす4つのコツ

では屋根の張り替え費用を少しでも抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?4つの安くするコツをご紹介します。

自社施工の業者に依頼

屋根の張り替えを依頼する場合、自社施工の業者にお願いすると費用が抑えられます。自社施工とは、自分のところに屋根修理ができる職人を抱えて、下請けに出さずに修理ができる業者のこと。

下請け業者に仕事を出す際のマージンや余分な経費が掛からずに、結果的に費用を抑えられます。足場工事も自社で出来る業者なら、さらに足場費用を安くできる可能性があります。

補助金や助成金を利用

自治体や国の補助金・助成金を利用してお得に屋根の張り替えができます。補助金や助成金が使える屋根リフォームは主に二種類。

  • 屋根を軽量化する耐震リフォーム
  • 屋根の張り替えで遮熱性がアップする省エネリフォーム

耐震リフォームでは重い瓦屋根からガルバリウム鋼板への張り替え工事が対象となります。また省エネリフォームでは、遮熱効果があると認定している自治体指定の屋根材を使う必要があります。

いずれのリフォームも補助金や助成金を利用するには、工事前の申請が必須です。補助金を利用した屋根修理に慣れた業者に依頼して、必要書類や写真等を準備してもらってください。

火災保険でお得に

張り替えが必要なほど大きく破損している場合、原因が台風や強風であれば住宅の火災保険が適用されます。火災保険で「風災」と認められると保険で屋根の修理ができます。

ただし火災保険が適用になるかの判断には、第三者機関から派遣された「損害保険登録鑑定人」が調査する必要があります。調査結果によっては修理費用の一部しか保険が下りないことがあります。

また火災保険を使った屋根修理では、不当に利益を得ようとする悪徳業者がいます。修理を依頼する際は、実績が豊富で信頼のできる業者を見つけることが大切です。

火災保険を利用した屋根修理に関しては、こちらの記事に詳しく掲載されています。

屋根修理に火災保険が使える!5つの注意点や保険の選び方も教えます! 屋根修理に火災保険が使えることがあると聞いたことはありませんか?実は火災保険が適用されるにはいくつかの条件があります。 加入して...

外壁工事も同時にする

屋根の張り替えで足場をかけるついでに、外壁工事も一緒にすると足場代が1回分お得になります。屋根工事も外壁工事も家の周りに足場が必要になります。本来は別々で足場をかけるところ、同じタイミングで工事をすると1回分の足場設置費用15万~20万円がお得に。

屋根を張り替えた後は塗装工事のタイミングで外壁塗装を一緒にすると、次の足場代も安くできます。長期的なメンテナンス費用を抑えられますので、ぜひ屋根と外壁の工事は一緒にしてみては?

屋根の張り替えは経験が豊富な業者に!

屋根の張り替えは屋根材の種類や立地、屋根の広さや勾配によって費用が変わってきます。とはいえ張り替えには屋根の耐震性をアップさせたり寿命をのばすメリットがあるため、下地にまで劣化が及んでいる場合や雨漏り箇所が複数ある場合は、屋根の張り替えを検討しましょう。

屋根の張り替え費用を抑えるには、自社施工の業者に依頼したり外壁工事と一緒にするなどの工夫が必要。また破損原因によっては火災保険が適用されることもあります。お住いの自治体の助成金や補助金を上手に利用して、経験豊富な業者に張り替えを依頼しましょう。

張り替え以外の屋根修理にはどんな方法があるの?という方は、こちらの記事をお読みください。

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