屋根修理

コロニアル屋根の葺き替えをお考えなら!3つの注意点&屋根材別費用を解説

新築建売住宅の屋根材として圧倒的な普及率を誇るのがコロニアルです。今回はそんなコロニアル屋根の葺き替えについて詳しく解説していきます。

コロニアルにどんな劣化が見られたら葺き替えすべきなのか?その費用相場もご紹介。葺き替えたコロニアル屋根を長持ちさせる秘訣も必見です。

コロニアルはスレート屋根の一種

コロニアルとはセメント基材とパルプ繊維で作られている「平板スレート」の一種。平板スレート90%以上のシェアを誇るケイミュー(旧クボタ株式会社)が販売している屋根材の商品名です。

1961年の販売からデザインや品質の改良を重ね、軽くて施工が簡単、材料費が安価だということで新築住宅を中心に普及してきました。また太陽光発電パネルの設置が可能というメリットもあり、さらにシェアを伸ばしています。

ただ薄い屋根材ということで劣化により防水性が落ちるデメリットがあります。水を含んだ状態で膨張と収縮を繰り返すとひび割れや反りの原因となることも。

さらに2004年以前に製造されたアスベストには耐久性を保つ目的でアスベストが使われており、解体時の健康被害が懸念されるだけでなく処分に高額な費用がかかることがあります。

コロニアルの種類別特徴&商品単価

これまでケイミューが販売してきたコロニアルは4種類。それぞれの特徴や単価などをご紹介していきます。

名称製造時期単価特長
ニューコロニアル1979年~2001年アスベスト入りで高耐久
現在は製造中止
コロニアルNEO2001年~
2017年
現在は製造停止
ノンアスベストタイプで従来よりも割れやすい
コロニアルクアッド2008年~12,000円~スレートの主流素材
価格が安く施工しやすい
コロニアルグラッサ12,800円~15,800円クアッドのハイグレード商品で耐用年数は約30年
木目調や石目調などデザインが豊富

コロニアルの劣化症状で見る葺き替え時期とは?

ではコロニアルにはどんな劣化症状が現れるのでしょうか?葺き替えすべきコロニアル屋根の状況もご紹介していきます。

主な劣化症状

コロニアルの主な劣化症状はこちらです。

劣化症状詳細
色褪せ10年を過ぎると屋根材表面の色が褪せてくる
色褪せが進むと水を吸い込むようになり劣化が進行しやすい
チョーキング指でこすると白い粉が付着する現象
紫外線や風雨により表面の塗膜が剥離することで起こる
塗膜剥離塗膜の表面が剥がれ水が吸い込みやすくなる
ひび割れ・欠け雨水を吸って膨張したり乾いて収縮を繰り返しひび割れが発生
雨漏りの原因にもなるため早めのメンテナンスが必要
コケ・藻の発生水を含んだコロニアルに胞子が付着してコケや藻が繁殖
見た目が悪くなるだけでなく、表面がボロボロになる
反り何年も膨張と収縮を繰り返すと浮いたように反りが発生
放置すると大きく割れるため、適切に補修をする

コロニアルの劣化について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

コロニアル屋根を修理するにはいくらかかる?よくある劣化状況&3つの注意点を解説 新築住宅の屋根材として主流なのが「コロニアル屋根」です。今回はコロニアルの主な劣化症状や修理費用の相場について詳しくご紹介していきます...

こんな状態になったら葺き替えを!

上記のような劣化症状を放置しておくと下地にまで劣化が及び、室内に雨漏りが発生することも。そうなると屋根材だけでなく下地まで新しいものに交換する葺き替え工事が必要となります。

葺き替え工事は費用が高額になるデメリットがありますが、屋根の性能をアップさせ新品同然にリフォームできる工法です。また金属屋根に葺き替えることで耐震性がアップするという利点もあります。

コロニアルの葺き替えとカバー工法(重ね葺き)どちらがいい?

ではコロニアル屋根では葺き替えと重ね葺き、どちらの工法を選んだらよいのでしょうか?実はどちらの工法にするかは屋根の劣化状況や新築した年、あと何年その家に住むかなど様々な状況に応じて選択することが大切です。

もしコロニアルの劣化がそれほどでもなく、下地の腐敗が進んでいないなら重ね葺きで施工ができます。ただしコロニアルの反りが激しかったり、雨漏りがひどい場合は下地からすべて交換できる葺き替えがおすすめ。

また2004年以前に建築されたコロニアル屋根にはアスベストが含まれていますので、費用をおさえられ飛散の心配のない重ね葺きが良いでしょう。

ただし一度重ね葺き工事をしてしまうと、再び重ね葺きで屋根をリフォームすることはできません。屋根の重量が増え耐震性が低くなることがその理由です。

重ね葺きした後のリフォームは葺き替えとなりますが、その際の撤去費用は通常の場合以上かかることも。したがってその家に後10年以上住む予定なら、初めから葺き替え工事を選択した方がトータルのメンテナンス費用をおさえられることになります。

コロニアルの葺き替え手順&費用相場とは?

ここではコロニアルの葺き替え工事の手順や費用の相場について見ていきます。

コロニアル→コロニアルへの葺き替え

既存のコロニアル屋根を再びコロニアルに葺き替える工事では、費用が高額になりがちです。というのも屋根材の下の野地板(のじいた)から交換する必要があるため。

既存の野地板を再利用して新しいコロニアルを貼ると、ゆがみや剥がれの原因となることからメーカーが施工を禁止しています。

ちなみにコロニアルへの葺き替え工事の手順と費用相場はこちらです。

工事内容費用単価
既存屋根材撤去1,800円/㎡
廃材処分1,500円/㎡
ルーフィング交換600円/㎡
コロニアル本体取付5,000円/㎡
棟板金取付3,000円/m
軒先・けらば施工2,000円/m
壁取り合い部雨抑え3,500円/m
仮設足場設置・撤去800円/㎡

面積60㎡の屋根を葺き替える場合、合計で約85万円の費用がかかります。

コロニアル→ガルバリウム鋼板への葺き替え

コロニアル屋根からガルバリウム鋼板に葺き替えるリフォームは、屋根材を軽量化して耐震性を高められるだけでなく耐久性もアップできるのでおすすめです。ガルバリウム鋼板の耐用年数は20~30年と長く、サビにくいためメンテナンスが簡単なのが特徴。

さらに既存の野地板を再利用できるため、トータルの葺き替え費用をおさえられます。ガルバリウム鋼板の本体価格は㎡当たり6,500円前後。広さ60㎡の屋根では全体で75万円前後で済みます。

葺き替えたコロニアルを長持ちさせるメンテナンス法

コロニアル屋根をなるべく長持ちさせるにはどんなメンテナンスをすればいいのでしょうか。

5年に一度は定期点検を

コロニアル屋根は新築で建てても5年位から色褪せやヒビなどの劣化が生じ始めます。そこで5年をめどに定期点検をおすすめします。

ヒビ割れが軽度の内は接着剤を使用した簡単な補修工事で済みますし、大きな破損になる前に早めに見つけられます。ただしこの場合、自分で屋根に登ることは避けて、必ず屋根修理の専門店に点検を依頼しましょう。

10年経ったら塗り替えが必要

新築から7~10年程度で塗装の塗り替え工事を行ってください。紫外線や風雨にさらされている屋根の表面は塗膜が剥がれやすく、防水機能を維持するために定期的な塗装メンテナンスが必要になります。

塗料の機能やグレードを上げれば屋根の耐用年数が延びることがあります。また屋根の美観を保つうえでも欠かせないメンテナンスになります。

足場を家の周囲に設置しての工事になりますので、同時に補修や点検を行うことで足場代を節約することができます。

台風や強風の後にも点検

台風や強風の後にもなるべく点検を行いましょう。強風の後は屋根材や棟板金が破損していることがあります。

剥がれた箇所や浮いた棟板金から雨水が侵入して、雨漏りを引き起こす前に適切な補修が必要となります。部分的な破損なら一部の補修で数万円で済むこともあります。

コロニアルを葺き替える際の注意点

コロニアルを葺き替える際には注意すべきポイントがあります。

アスベストを含むコロニアルには撤去費用がかかる

先ほども少し触れましたが、2004年以前に製造されたコロニアルにはアスベスト(石綿)が含有されていることがあります。葺き替えなどでコロニアルを撤去する際には、アスベストの処理が必要となるため通常の撤去処分費用よりも30万~40万円ほど余分に工事費用がかかります。

解体業者には「石綿作業主任者」などの特別な資格が必要で、処分する産廃業者にもマニフェストの作成などが義務付けられています。屋根の劣化が軽微なうちなら重ね葺きで工事をすることも可能ですが、今後10年以上住む予定なら葺き替え工事を検討した方が良いでしょう。

屋根の形や勾配によって費用が変わる

屋根の形や勾配、面積によって葺き替え費用が変わることがあります。特に急こう配の屋根では屋根面積が広くなり、屋根にも足場が必要となるため費用が高くなる傾向にあります。

また複雑な形の屋根にはそれだけ施工に手間がかかるため、工事日数が長くなり結果的に工事費に上乗せされます。

コロニアルへの重ね葺きではメーカー保証が付かない

コロニアルからコロニアルへの重ね葺きでは施工制限があるため、メーカー保証が付かなくなります。

コロニアルは硬く薄い屋根材のため下地がデコボコしていると割れやすいという特徴があります。重ね葺きでは下の屋根材がデコボコしたままなので、少しの衝撃で割れてしまうためです。

コロニアル屋根に劣化が見られたら葺き替えを検討しよう

コロニアルは新築住宅の70%に使用されているメジャーな屋根材です。とはいえ定期的な点検やメンテナンスをしないと、劣化が発生することも。

症状が軽いうちは部分的な補修や塗り替えで対応できますが、下地にまで劣化が見られた場合は葺き替え工事をおすすめします。葺き替え工事は屋根材を一新して見た目を良くするだけでなく、機能性をアップさせることもできます。

お宅のコロニアル屋根を葺き替えて、屋根だけでなく住宅全体の寿命を延ばしましょう。

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